私たちの研究でわかったこと

調査地での研究は、アル=クドゥスを除いて2018年2月~2019年6月に行われました。当ASSAプロジェクトの研究メンバーは新型コロナウイルスの影響拡大前に現地調査を終了していましたが、パンデミックの間も引き続き調査地の人々と連絡を取っていました。さて、私たちの研究では何が明らかとなったのでしょうか。

以下各セクションをクリックすると、それぞれの調査結果について詳細をご覧いただけます。可能な限りビデオや写真、イラスト、漫画などを用いて説明しています。

撮影:Laura Haapio Kirk
撮影:Laura Haapio Kirk

持ち運ぶ家

スマートフォンは単なるデバイスではなく、私たちの生活の場とみなすべきです。

写真提供元:pexels.com
写真提供元:pexels.com

絶え間なき機会主義

スマートフォンによって私たちの世界は大きく変容し、いまや純粋に暇を持て余すということはありません。

撮影:Laura Haapio Kirk
撮影:Laura Haapio Kirk

ヒト型の超越

スマートフォンはヒト型ではありません。姿かたちは人間と異なりますが、しかし私たちとスマートフォンとの関係性は外見をはるかに超えて親密です。

写真提供元:Unsplash
写真提供元:Unsplash

ケアと監視

新型コロナ流行前より、私たち研究チームはスマートフォンがケアだけでなく監視をも同時に拡大することに気が付きました。

写真提供元:Shutterstock
写真提供元:Shutterstock

下からのSMART

「スマート」デバイスはユーザーの行動から学習することができます。しかし、人々がスマートフォンを独創的に変容させているという点の方がより重要です。

撮影:Alfonso Otaegui
撮影:Alfonso Otaegui

世代間の関係

スマートフォンは世代間の関係性の変化に寄与しています。

撮影:Patrick Awondo
撮影:Patrick Awondo

拡大家族の再来

家族形態に関して世界中多くの社会で一貫して起きてきた変化の一つは、核家族の出現です。しかし、スマートフォンはこの流れを覆しています。

撮影:Daniel Miller
撮影:Daniel Miller

若くはない、老いてもいない

私たちのプロジェクトは高齢化に焦点を当てていますが、年齢による定義に注目しているわけではありません。

写真提供元:Unsplash
写真提供元:Unsplash

社会エコロジー/スクリーンエコロジー

スマートフォンは、タブレットやノートPC、スマートテレビといった他のスクリーンのエコロジーの中にあります。端末もアプリも、複数人でシェアされることがあります。

撮影:Laura Haapio Kirk
撮影:Laura Haapio Kirk

イメージを介した会話の出現

これまで人々は声を介するか、文字を通じて会話していました。しかし今、画像などのイメージを介しても会話できるようになっています。

撮影:Pauline Garvey
撮影:Pauline Garvey

アプリではなくタスク中心

人々は単にアプリによって行動を方向付けられているのではなく、むしろタスク達成のために異なる機能を組み合わせて使用しています。

写真提供元:Shutterstock
写真提供元:Shutterstock

研究成果のヘルス分野への応用

エスノグラフィーを用いて、ヘルスとウェルビーイングをより直接的にサポートできるようなプロジェクトに取り組んでいます。

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